フレシネー工法の歴史
- 1900年代
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鋼材を緊張して、その応力をコンクリートに与え、圧縮力を導入すると言うような考えは1900年代初頭にはあった。
このころの技術では、引張り強度が350N/mm2程度の鋼材しかなく、さらにコンクリートのクリープ・乾燥収縮等の性状も解明されていなかった。
そのため、緊張力を与えたとしても、プレストレス力は減少してしまい維持することができなかった。
フレシネー氏はこれらの諸問題を解明し高張力の鋼材や高強度コンクリートをPCに用いるための技術を総合的に研究し、本格的PC技術を確立した。
- 1928年
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フランス人技師 ウジェーヌ・フレシネー氏が
原理特許を取得
- 1946年
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Luzancy(ルザンシー)橋 竣工
撮影:2014年5月)
- 1947~1950年
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Marne(マルヌ)5橋 竣工
Ussy(ウシー)橋
(撮影:2014年5月)Changis(シャンジ)橋
(撮影:2014年5月)Esbly(エスブリー)橋
(撮影:2001年11月)Trilbardou(トリルバルドゥー)橋
(撮影:2001年11月)Annet(アネット)橋
(撮影:2001年11月)
- 1977年
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Brotonne(ブロトンヌ)橋 竣工
フランス:3径間連続PC斜張橋(撮影:2001年11月)
- 1995年
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Normandie(ノルマンディー)橋 開通
フランス:斜張橋(撮影:2010年11月)
- 2004年
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Millau(ミヨー)橋 開通
南仏:8径間連続斜張橋「主塔の高さが世界で一番高い橋」
(撮影:2004年5月)Rio-Antirrio(リオン・アンティリオン)橋 開通
ギリシャ:5径間連続複合斜張橋「4つの支柱が存在する世界最長の斜張橋」
(撮影:2004年5月)
- 2006年
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Bai Chay(バイチャイ)橋 竣工
ベトナム:6径間連続斜張橋「1面吊りPC斜張橋の中で最大支間長が世界一」
(撮影:2006年2月)